ポモドーロ・テクニック:こまめな休憩は大事?(知的な小話124)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

ポモドーロ・テクニックとは

ポモドーロ・テクニックとは、イタリア人の大学生が生み出した時間管理の手法で、仕事や勉強などの作業を25分続けた後に5分の休憩を取り、それを最大4回続けるというものです。

メンタリストのDaigoが著書『自分を操る超集中力』の中で紹介されて以降、生産性や効率性の向上に関する話題でよく取り上げられるようになりました。

特にIT業界で広まったテクニックですが、業界に限らず様々な分野の仕事で利用できます。

「25分の集中+5分の休憩」を4セット行った後は、長めの休憩を取ることが推奨されています。

ポモドーロテクニックの「25分+5分」という時間は一般的な目安であり、自分に合った時間に合わせて集中と休憩を区切ることも可能です。

なぜ有効?

人間の集中力には限界があり、人によって1回で集中できる時間は30分~90分程度と差があります。

ポモドーロ・テクニックでは、集中して作業をする時間を25分ごとに区切ることで、どんな人でも集中力が継続するような仕組みを作っています。

25分だけ作業を進めれば休憩しても良いという安心感から、作業に取り掛かるのもスムーズになります。

また、人には作業が中断していると、続きを進めて完結させたくなるツァイガルニク効果という心理現象があります。

キリが悪くても25分という区切りであえて作業を中断することで、ツァイガルニク効果が働き、やる気を継続することができます。

ちなみに、ポモドーロとはイタリア語でトマトの意味で、考案者であるシリロがトマト型のキッチンタイマーで時間を計っていたことに由来します。


日常会話での使用方法

「お前、またトイレ休憩かよ!」

「チッチッチッ、これはポモドーロ・テクニックだよ」



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