知識・証明・自己言及の難問10選|ゲティア問題からグルー、嘘つきまで
ゲティア問題、グルーのパラドックス、ミュンヒハウゼンのトリレンマなど10用語を、意味・具体例・誤解しやすい点で比較します。
アプリと、知る楽しさ。
ゲティア問題、グルーのパラドックス、ミュンヒハウゼンのトリレンマなど10用語を、意味・具体例・誤解しやすい点で比較します。
宝くじのパラドックスは、一枚ごとには「外れるだろう」と合理的に思えても、その判断を全部まとめると「当たりがない」になってしまう問題です。高い確率で正しいことと、確定した事実として受け入れることの違いを考えます。
カリーのパラドックスは、自分自身に触れる条件文を使うと、無関係な結論まで証明できたように見える問題です。嘘つきのパラドックスと似ていますが、中心に「偽である」という否定を置かなくても起こる点が特徴です。
嘘つきのパラドックスは、「この文は偽である」という文を真と考えても偽と考えても、反対の答えへ戻ってしまう問題です。嘘を見破る心理テストではなく、言葉が自分自身の真偽を語るときの論理の難しさを扱います。
ミュンヒハウゼンのトリレンマは、主張の根拠を最後まで求めると、無限に続ける・同じところへ戻る・どこかで止める、という三つの難しさに行き着く問題です。証明の出発点を、何が支えるのかを考えます。
グルーのパラドックスは、同じ観察に当てはまる規則が複数あるとき、なぜ一方だけを未来の予測に使うのかを問います。緑のエメラルドをいくら集めても、「緑」と「グルー」のどちらを裏付けたのかという難問が残ります。
ゲティア問題は、「本当のことを、理由を持って信じている」だけで、その人は知っていると言えるのかを問う問題です。答えは偶然当たっていたのに、確かめ方には落とし穴がある。そんな例が、知識の条件を揺さぶります。
準結晶、フォノン、フェルミ面、トポロジカル絶縁体。物質の中の秩序と集団の振る舞いを、20の言葉から紹介します。原子の配置を描く図と、波数・エネルギーの図を分けて読むと、不思議な名前の意味が見えてきます。
無限にも大きさの違いがある。満室なのに客を入れられるホテル、一覧に必ず載らない数、長さゼロなのに無数の点がある集合。20の用語を、意味・具体例・混同しやすい点から読み解きます。
変位電流は、時間とともに変わる電束などを、磁場を生む式の中で電流に対応する項として扱うものです。真空のコンデンサーの隙間を、電子が導線と同じように流れるという意味ではありません。