SWOT分析:現状分析に有効なフレームワークとは?(知的な小話167)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

SWOT分析とは

SWOT分析とは、内部環境と外部環境、プラスの要因とマイナスの要因を組み合わせて分析することで、ビジネスなどの戦略を立案する際に役立てるというフレームワークです。

強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の頭文字から、SWOT分析と呼ばれています。

4つの部分はそれぞれ以下を表しています。

S:強み ⇒ 目標達成に有利な自身の特質
W:弱み ⇒ 目標達成の阻害となる自身の特質
O:機会 ⇒ 目標達成に有利な外部の要因
T:脅威 ⇒ 目標達成の阻害となる外部の要因

SWOT分析は、自身と外部環境の状況について客観的に分析する際に非常に有用な思考法です。

SWOT分析の活用例

では、例として架空のラーメン屋を分析することで、実際にSWOT分析をどのように活用できるかを見ていきたいと思います。

SWOT分析のフレームワークに則り、以下のようにラーメン屋を評価したとします。

SWOT分析は、そのまま配置した要素から方策を打ち出すのにも使えますし、分析した要素を組み合わせて戦略を考えることもできます。

例えば、今回「店の立地が悪い」という点が弱みとして挙がっていますが、これを解消するには「チラシを配って認知度を上げる」「わかりやすい位置に看板を配置する」といった方策が思いつきます。

また、「ヘルシーな料理が流行」というのは、高カロリーのイメージがあるラーメン屋にとっては大きな脅威ですが、強みである「メニューの種類が豊富」という特徴を活かして野菜たっぷりのラーメンを宣伝すれば、ピンチをチャンスに変える戦略が打ち出せます。

このように、外部と内部の状況をキレイに整理することで、どのような戦略を取るべきなのかを考えるための指針になります。

強み・弱み・機会・脅威について、それぞれ複数の要素を挙げ、様々な組み合わせを作ることで、より効果的な施策も見つかることでしょう。

SWOT分析は会社だけでなく、個人が何らかの行動を起こす際にも有効な手法ですので、是非使ってみてください。

日常会話での使用方法

「ちくしょう、もう10人連続でフラれてる」

「SWOT分析してみたら?」



本サイトで紹介している用語一覧は以下です。



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