ツァイガルニク効果:CMの後の続きが気になる理由は?(知的な小話79)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

ツァイガルニク効果とは

ツァイガルニク効果とは、ドイツの心理学者クルト・レヴィンが提唱した、人は達成できなかった事柄や中断している事柄の方を、達成できた事柄よりも、強く記憶や印象を持つという心理学的な現象です。

週間連載のマンガや毎週放送されるドラマは、この効果を上手く利用していると言えます。

あえて気になる状況で終わらせ、「次回に続く」とすることで、読者や視聴者の興味を惹き続けることができます。

マンガやドラマの続きが気になって眠れなくなってしまったような経験がある方は多いでしょう。

また、夜に読み始めた小説が面白すぎて、朝まで読むのを止められなくなってしまうような場合も、ツァイガルニク効果の影響を受けていると言えます。

仕事とツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果は、仕事にも応用できます。

仕事をしていると、長時間だらだらと1つの作業を続けてしまっているような状況があります。

このような働き方では、集中力も切れており、作業効率も悪いです。

そんな時は、あえて作業を中断し、席を立つなどして休憩してみることが有効です。

作業が中断されたことにより、ツァイガルニク効果が働き「その作業を終わらせたい」という気持ちになり、集中力がアップします。

また、1日の中で作業を終わらせて帰宅するよりも、あえて少しだけ作業を残して帰宅し、翌日の朝にその作業を始めると、スムーズに仕事を再開することができます。

恋愛とツァイガルニク効果

「恋愛は付き合う前までが1番楽しい」と考えている人は少なくありません。

付き合う前は「次はいつ会おうか」「次のデートはどこに行こうか」とあれこれ考え、ドキドキする日々を送ります。

一方で、いざ付き合うことになると、一緒にいることが当たり前となってしまい、付き合う前のようなドキドキは無くなってしまいます。

こうした考えは、まさにツァイガルニク効果によるものでしょう。

人は恋愛においても、目的を達成してしまうと、興味を失いやすくなってしまうのです。

テレビ番組とツァイガルニク効果

テレビ番組を観ていると、盛り上がっている場面で、「続きはCMの後で!」とコマーシャルが流されることが良くあります。

これもツァイガルニク効果を応用した、CMの途中でもチャンネルを変えられないようにするための手法です。

丁度良いところで番組が中断されることで、視聴者は続きが気になり、チャンネルを変えずにテレビを観続けます。

様々な番組で次回予告が流されるのも、こうした効果を狙ったものでしょう。

日常会話での使用方法

「服を脱がせる前が一番楽しいよな」

「ツァイガルニク効果だな」

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