ダブルバインド:無意識に選択肢を絞らせる手法とは?(知的な小話120)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

ダブルバインドとは

ダブルバインドとは、日本語では「二重拘束」の意味であり、人は2つの矛盾したメッセージを受け取るとストレスを感じ、身動きが取れなくなってしまうという心理現象です。

例えば、上司が「わからないことがあったらすぐに聞け!」と言いつつも、いざ質問をしてみると「忙しいから自分で調べろ!」と言ってきた場合、ダブルバインドを行っていると言えます。

「質問をする」と「自分で調べる」という2つの指示は矛盾していますが、部下から上司に対して指摘をすることも難しく、結果として何もできなくなってしまいます。

こうした状況は、モラルハラスメントやパワーハラスメントに繋がり、良好なコミュニケーションの妨げになるため注意が必要です。

恋愛への応用

ダブルバインドは、相手にストレスを与えて身動きを取れなくするコミュニケーションの手法ですが、意識して使えば日常生活で役立てることもできます。

わかりやすい例として、恋愛においての活用方法を紹介します。

意中の相手をデートに誘う時「今度デートしませんか?」と普通に誘ってしまってはいけません。

相手は「デートに行くか、行かないか」という選択肢の中から答えを選ぶことになります。

悩んだ末、あなたとのデートに気が進まなければ、誘いは断られてしまうでしょう。

そこで、ダブルバインドを活用した誘い方としては、「今週か来週の土曜日にデートしませんか?」や「今度映画館か遊園地にデートに行きませんか?」といった聞き方が有効です。

「今週か来週」や「映画館か遊園地」といった2つの選択肢を提示することで、相手は無意識に「デートに行くか、行かないか」という選択はスキップし、「今週か来週か」「映画館か遊園地か」という選択肢の中から行動を選ぶことになります。

相手がこちらの提示した2つの選択肢から選んでくれさえすれば、どちらを選択したとしてもデートに行くことに成功します。

ダブルバインドによって相手の思考を停止させ、行動を制限することで、デートの承諾率を上げることができるのです。

もちろん、必ず成功する訳ではありませんが、使ってみて損はない誘い方です。

その他の自分の要求を承諾させるための手法として、フットインザドアテクニック、ドアインザフェイステクニック、ローボールテクニックなどもあります。

日常会話での使用方法

「映画館か遊園地に遊びに行こうよ!」

「え・・・やだ・・・」

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