フットインザドアテクニック:小さな要求には要注意?(知的な小話34)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

フットインザドアテクニックとは

フットインザドアテクニックとは、依頼や交渉の際、相手が承諾しやすい要求から始めて、徐々に要求を大きくしていくことで、本来の要求を飲ませやすくするという心理学のテクニックです。

道端でいきなり「お金を貸してください」と言った時よりも、「今何時ですか?」と聞いた後に「お金を貸してください」と頼んだ時の方が、お金を貸して貰える確率が上昇したという実験結果もあります。

一見無関係な要求でも、事前に小さな要求で「YES」を貰うことで、本来の目的である大きな要求でも承諾してもらえる可能性が高くなるのです。


これは、人間は「一貫性」を好むという心理を利用したテクニックです。

最初の要求ではOKしたにも関わらず、次の要求ではNOと言った場合、自分の行動に一貫性がなくなってしまいます。

人間はこうした矛盾を嫌うため、一度承諾してしまった後に、そのまま別の要求をされると、その要求の承諾率も上がるのです。


セールスマンが家から追い返されないように、玄関のドアに足を入れたことからこの名前が付いています。

この手法とは逆に、先に過大な要求をして、本来の小さな要求を通すドアインザフェイステクニックも存在します。

実際の使用例

フットインザドアテクニックは、仕事や恋愛など、日常の様々な場面で使用できます。

以下は、使用例です。

最初の要求①:1000円貸して!
本来の要求①:やっぱり何かあると困るから10000円貸して!

最初の要求②:献血に関するアンケートをお願いします
本来の要求②:実際の献血もお願いしていいですか?

最初の要求③:食器、洗い場に持っていってくれる?
本来の要求③:ついでに食器洗ってくれない?

最初の要求④:初回無料!
本来の要求④:2回目以降○○円

最初の要求⑤:先っちょだけでいいから!
本来の要求⑤:(省略)


このように、フットインザドアテクニックは、日常の様々な場面で利用することができます。

是非、生活の中で活用してみてください。

逆に、このテクニックを使われていると気づいた場合は、一旦冷静になって、本当にその要求を受けるべきか考える必要があります。

日常会話での使用方法

「服屋で試着すると何か買わなきゃいけない気持ちになるよね」

「それはフットインザドアテクニックだね」

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