バタフライ効果:蝶1匹が世界を変える?(知的な小話20)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

バタフライ効果とは

バタフライ効果とは、小さな影響でも、そのわずかな変化が無かった場合と比べると、後に大きな影響と与えるという現象。

蝶がはばたく程度の小さな影響でも、遠くの竜巻を呼び起こすことがある、との考えからこの名が付いています。


どんなに小さなことでも、徐々に周りに影響を与えていけば、大きな出来事に繋がることがあります。

最初は小さな玉が転がるところから始まり、数々の楽しいギミックを動かす、ピタゴラスイッチのようなイメージです。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という有名なことわざも、バラフライ効果の一種と言えます。

①風が吹く
②風で砂ぼこりが舞う
③砂が目に入り、盲人が増える
④盲人は三味線を好み、三味線が売れる
⑤皮が三味線の材料となる猫が殺される
⑥天敵の猫が減って、ネズミの数が増える
⑦ネズミは桶を齧って使えなくする
⑧桶の需要が増えて、桶屋が儲かる


風が吹くという一見何の影響も無い小さな出来事でも、桶屋の利益という大きな影響に繋がるという例を示しています。

未来予測とカオス理論

人は、株価や為替など、様々な未来を予測しようとします。

しかし、バタフライ効果の存在を仮定すると、長期的な将来の予測は不可能と言えます。

この世の全ての要因を考慮することは不可能です。

どれだけ会社の業績を予測しようが、一人の学生によるバイトテロ(個人のアルバイトがSNSに不適切な動画を上げて企業ごと炎上すること)や、重役の急逝など、様々な小さな要因によって、株価は一気に上下します。

また、為替相場の予測のために、国の将来を分析したところで、地震や災害、国際関係の悪化など、様々な要因によって、国の安定が一気に脅かされることがあります。

バタフライ効果を考慮すると、蝶一匹の羽ばたきさえ、予測に含めなければなりません。

当然、何者にもそうした小さな変数まで含めた将来の予測はできないため、長期的な未来を高い精度で予測することは今後もできないままでしょう。


以下の記事で、この世の全ての原子の状態を知っている「ラプラスの悪魔」について紹介しています。

量子の動きがランダムで未確定であることから、ラプラスの悪魔ですら未来の予測は不可能だとしています。

小さな量子の動きが予測できないことから、バタフライ効果により、大きな物質の動きも予測できなくなるため、未来が未確定であると言えます。


ちなみに映画『バタフライ・エフェクト』はその名の通り、バタフライ効果を題材とした映画で、非常に面白いです。

現在の後悔を、過去に戻ってやり直そうとするというストーリーですが、バタフライ効果により、様々な影響が発生し、なかなか上手くいかない様子が描かれています。

日常会話の使用方法

「俺がテレビ見始めてからジャイアンツが逆転した!」

「多分関係ないけど、それもバタフライエフェクトかもね」

漫画でおさらい



本サイトで紹介している用語一覧は以下です。



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