ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。
6次の隔たり(へだたり)とは
6次の隔たりとは、全ての人間は6ステップ以内で繋がっていて、知り合いの知り合いをどんどん介していくと、世界中の人と間接的な知り合いになることができるという仮説です。
要は、6人たどれば、世界中の誰とでも繋がることができるだろうということです。
フェイスブックやツイッターなどのソーシャルネットワーキングサービスも、この仮説が下地になっています。
ちなみに、全ての人に、それぞれ45人の知り合いがいるとすると、以下のような計算式で約83億人になるため、あながちこの仮説は間違っていないのかもしれません。
こうした仮説はスモールワールド現象とも呼ばれます。
ある友達と別の友達が実は知り合いで「世界は狭いな」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
人と人との繋がりを最も把握しているフェイスブック社も、平均3.5人をたどれば全ての人と繋がることができると発表しています。
解説
45人の知り合いがいるという仮定で、6回乗算をすると、83億という数字になるというと、イメージよりはるかに大きく、驚く方も多いかもしれません。
しかし、今回のような累乗の計算では、小さい数字でも実際に計算してみると、確かに莫大な数になります。
薄い新聞紙でも42回折ると月に届くという話は有名です。
もちろん実際に折ることはできませんが 新聞紙の厚さを0.1ミリとしても、42回掛け算をすれば、計算上は地球から月までの距離である38万キロに到達します。
ちなみに2014年8月27日放送の「水曜日のダウンタウン」では「数珠つなぎ6人で誰の電話番号にでもたどり着ける説」という説が取り上げられましたが、これも6次の隔たりを元ネタとした企画です。
この説の検証方法は、街でランダムな人に「松本人志と面識がありそうな友人はいないか?」と問いかけ、紹介された人にも同様の質問をしていくというものです。
街中の無作為の3人で調査をしていましたが、結果として、3人全員が6ステップ以内で松本人志の電話番号にたどり着くことに成功しました。
日常会話での使用方法
「俺も6人を介せば有村架純と知り合いなんだな」
「ふーん」
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