水槽の脳:この世界は本当に現実?(知的な小話16)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

水槽の脳とは

水槽の脳とは、自分が体験している世界は実は水槽に浮かんだ脳が見ている幻覚に過ぎないのではないのか、という仮説です。


人間から脳を取り出し、特殊な培養液で満たした水槽に入れます。

そして、脳の神経細胞を、電極を通して脳波を操作することのできるコンピュータに繋ぎます。

意識は脳の電気信号によって生じるので、水槽の脳はコンピュータによって制御することで、通常の人間が生活の中で感じるのと同じような感覚を得られるはずです。

その水槽の中では、現実と見分けが付かない程にリアルな夢を見て、喜びや悲しみも体験することができるでしょう。

夢の中では、好きな時に好きな遊びができ、いつでも美味しいものが食べられ、友人も恋人も、自分にとって理想の振る舞いをします。

そのような装置で、死ぬまで自分の好きな夢を見続けることができたなら人間は幸せなのでしょうか?

そして、今この世界が水槽の脳が見ている幻でないと誰が言えるのでしょうか?

また、ある日突然、脳から電極が抜かれて、今とは全く異なる別の世界で目を覚ましたとしても安心してはいけません。

その世界も更に上位の世界で水槽の脳が見ている偽物の世界なのかもしれないのです。

シミュレーション仮説について

この話は、この世界はシミュレーションであるかもしれないと考える、シミュレーション仮説の一種と言えます

以下で詳しく紹介している、世界5分前仮説も、シミュレーション仮説の1つです。


この世は誰かに作られた偽物の世界であるかもしれないという仮定は、非現実的で簡単には受け入れがたいものです。

しかし、テスラモーターズのCEOであるイーロンマスクも、この世が仮想現実であると本気で信じていますし、アメリカの有名な投資銀行であるメリルリンチも「我々が生きるこの世界は50%の確率でバーチャルワールドである」と公式に発表しています。

世界には、 オックスフォード大学の教授であるニック・ボストロムをはじめとして、シミュレーション仮説を本気で研究している科学者もたくさんいます。

17世紀にガリレオが唱え、当初は馬鹿にされていた地動説が、現在は当たり前に受け入れられているように、いつかこの世界がシミュレーションであることが科学的に解明される日が来るかもしれません

そうなった時に私たちの生活はどのように変わるのか想像してみると面白いですね。

日常会話での使用方法

「最近のVR技術ってすごいね!」

「水槽の脳が現実に近づいてるかもね・・・」

漫画でおさらい

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