どちらのチームも詳しく知らないのに、不利な方を応援したくなる。アンダードッグ効果は、勝ちにくい、条件に恵まれていないと見られる相手へ、支持が向かう傾向を指します。ただ、負けていれば誰でも応援されるという話ではありません。
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アンダードッグは「不利な挑戦者」
アンダードッグという言葉は、競争で勝つ見込みが低いと見られる側を表します。試合の途中で点差が開いている場合だけでなく、資金や経験、人数などで不利だと受け取られる場合もあります。
強いチームを好きになる人もいれば、身近なチームを応援する人もいます。応援を決める理由は複数あり、不利さはその一つです。
研究では、努力と資源の見え方も調べている
Vandelloほかの2007年の研究は、競争相手をアンダードッグとして示すことと、支持の関係を調べました。不利な側により多くの努力を感じることが、好意に関わるという結果が報告されています。
また、架空のスポーツ競技を扱う実験では、勝つ見込みが低くても、相手より多くの資源を持つ場合には、同じような支持が生じないことも示されています。低い勝率だけでなく、勝利に値すると感じるかが関わる、という解釈です。Vandelloほか(2007)
これは、応援する側がどんな情報を受け取ったかによって、見方が変わることを示します。「不利だ」という説明だけで、実際の条件が分かるわけではありません。
同情だけで、すべての応援を説明しない
架空の大会で、初参加のチームが練習を重ね、経験豊かな相手に挑んでいるとします。弱さへの同情だけでなく、努力、成長への期待、逆転を見たい気持ちなど、いろいろな理由を考えられます。
一方、十分な設備がありながら準備をしていなかったチームなら、「不利な状況だから応援したい」とは感じない人もいるでしょう。結果の点差と、そこへ至る事情を分けると、応援の理由を具体的に話せます。
人気の側へ集まることとは、違う方向の動き
多くの人が支持しているものに、自分も魅力を感じる場合は、バンドワゴン効果という言葉で説明されることがあります。アンダードッグへの支持とは、注目している情報が違います。
同じ人でも、大会では不利なチームを応援し、商品を選ぶときは売れているものを選ぶかもしれません。一つの呼び名で、その人の行動全体を決める必要はありません。
個人開発で応援をお願いするときは、事実を伝える
アプリを作る人が、難しかった点や試行錯誤を紹介すると、制作の背景が伝わります。ただし「大変なので入れてください」だけでは、どんな体験ができるかが分かりません。
どんなアプリか、誰が楽しめるか、どの部分を工夫したかを、画面や具体例と一緒に示す。困りごとを語ることと、作品の価値を伝えることを組み合わせた方が、読者は判断しやすくなります。
不利さを演出するために、実際にはない失敗や苦労を作る必要もありません。応援されることがあっても、使い続けてもらうには、アプリの体験そのものが大切です。
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