ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。
ゴルディアスの結び目とは
ゴルディアスの結び目とは、古代ギリシアの王様であるアレクサンドロス大王による逸話を元にした比喩であり、誰にも解けないような難問や難題を大胆な方法で解決する様子を指します。
遠い昔、ゴルディオンという都市を統治していたゴルディアスという王がいました。
ゴルディアスは、丈夫な紐で柱に複雑な結び目を作り、「この結び目を解くことができた者はアジアの王になるだろう」という予言をしました。
その後、数百年の間、多くの人が結び目を解こうと挑戦しますが、誰にも解くことはできませんでした。
そんなある時、この地を遠征中のアレクサンドロス大王も、ゴルディアスの結び目を見つけて、解こうと試みます。
しかし、アレクサンドロス大王も他の多くの挑戦者の例に洩れず、なかなか結び目を解くことができません。
すると、大王は剣を取り出し、その結び目を一刀両断で断ち切ってしまいます。
結果として結び目は見事に解け、アレクサンドロス大王はゴルディアスの予言の通りにアジアの王になることができました。
こうした逸話から、他の誰にも解けないような難問を強引な手法で解いてしまうことを、ゴルディアスの結び目と呼ぶようになりました。
誰にもできなかった発想で物事を解決する類似の逸話としては、コロンブスの卵も有名です。
ゴルディアスの結び目に挑戦?
アレクサンドロス大王は、結び目は解くものだという先入観を打ち破って問題を解きましたが、発想の転換が必要な問題をもう1つ紹介します。
一見するとバラバラの数字で、何の規則性もないように見えますが、ゴルディアスの結び目のように、先入観を取り除けば解ける問題です。
答えはこのページの下部に記載しますので、考えてみてください。
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
答えはわかりましたか?
正解は「87」です。
地面に書かれている数字を逆から見れば答えがわかります。
画像をひっくり返してみた時に、数字は左から「86」「?」「88」「89」「90」「91」という順に並んでいます。
そのため、車の下に隠れている数字は「87」になります。
文字通り発想を「転換」すれば解ける問題でしたね。
以下の記事でもクイズを紹介しているので、興味のある方は挑戦してみてください。
日常会話での使用方法
「親戚の姪っ子に危うく論破されそうになったから、ぶん殴ってやったよ」
「ゴルディアスの結び目かよ」
本サイトで紹介している用語一覧は以下です。