メイヤーの法則:シンプル・イズ・ベスト?(知的な小話60)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

メイヤーの法則とは

メイヤーの法則とは、物事を複雑にするのは簡単だが、単純にするのは難しい、という法則です。

頭の良い人は物事をわかりやすく説明できる、という俗説はこの法則から生まれたものかもしれません。

賢い人は、物事の細かい部分にはこだわらず、重要な本質を見抜き、それをシンプルに捉えます。

一方で、賢くない人は、物事の全体を俯瞰することをせずに、重要でない部分に目を向けてしまい、本質を捉えることができません。

その結果、余計なことを考えすぎて、物事を複雑にしてしまうのです。

メイヤーの法則は、「シンプル・イズ・ベスト」ということを示しています。

コンクルージョン・カムズ・ファースト

意見を相手に伝える際には、コンクルージョン・カムズ・ファースト(Conclusion comes first)で伝えると良いとされています。

これは、結論を最初に述べ、その後で詳細を伝えるという方法です。

コンクルージョン・カムズ・ファーストで伝えることで、まず自分がどういう結論を述べたいかを最初に伝え、相手はそれを踏まえた上で、後の詳細を聞くことができます。

逆に、詳細を先に述べて、結論を伝えると、相手は最終的に何が言いたいのかわからないまま、詳細を聞かなければなりません。

それは、まさにメイヤーの法則で言うところの、物事を複雑にしてしまっている状況です。

コンクルージョン・カムズ・ファーストを使用した場合と、使用しなかった場合について、例を挙げて比較してみます。

「千葉県は良いところだ」という1つの主張と、「千葉にはディズニーランドがある」「千葉は落花生が名産品だ」という2つの詳細をそれぞれの伝え方で見ていきます。


コンクルージョン・カムズ・ファーストを使用しなかった場合、結論がわからないので、詳細を話している段階では何を伝えているか理解できません。

そのため、途中までは的外れな印象を与えてしまい、最後になって、ようやく伝えたいことが理解できます。

一方で、 コンクルージョン・カムズ・ファーストを使用した場合、最初に結論が伝わっているため、詳細を聞いている時には、その結論について話していることがわかります。

このように、同じ内容を伝えていても、順序や捉え方によって、わかりやすさや説得の度合いが変わります。

メイヤーの法則の通りに、物事を複雑にしてしまわないためにも、できるだけシンプルに物事を伝えるよう努めましょう。

日常会話での使用方法

「メイヤーの法則とは複雑な事象を単純な要素に分解することで構造化し…」

「もっとわかりやすく喋って」

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