限界効用逓減の法則:1杯目のビールはなぜ美味しい?(知的な小話63)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

限界効用逓減の法則とは

限界効用逓減の法則とは、人間がある物から得られる効用、つまり喜びは、その物の保有量・消費量が増加するに従って低下していくという経済学の法則です。

逓減は(ていげん)と読みます。

例えば、のどが渇いている時に飲む最初の1杯のオレンジジュースから得られる効用は非常に大きいですが、2杯目、3杯目となると徐々にお腹がいっぱいになってしまい、得られる効用は下がっていきます。

各単語の意味は、以下の通りです。

限界・・・追加の1単位

効用・・・喜び

逓減・・・少しずつ減っていく


つまり、限界効用逓減の法則は、「追加の1単位」から得る「喜び」は「少しずつ減っていく」ということを示しています。

グラフで表すと以下のようになり、消費量が増加するにつれて、効用の伸びが徐々に減少していることがわかります。

期待値と効用

10%の確率で11億円が当たる宝くじと、100%の確率で1億円貰える宝くじでは、期待値を考えると、前者の方が得です。

11億円 × 10% = 1.1億円 ← 期待値はこちらが得

1億円 × 100% = 1億円


しかし、お金を持つ喜びは、その保有量が増加するにつれて逓減していきます。

つまり、11億円を貰える喜びは、1億円を貰える喜びの単純な11倍ではありません。

そのため、期待値は小さくなりますが、100%で1億円を貰える方を選ぶ人が多いのではないでしょうか。

限界効用逓減の法則を応用して、宝くじの是非について考察した記事もありますので、気になる方は読んでみてください。

日常会話での使用方法

「彼女に会う度にバラをあげてたら1回目は喜んでたのに、何回も続けてると目が死んできてる」

「限界効用が逓減してるな」

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