ファーストペンギン:リスクとリターンは表裏一体?(知的な小話109)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

ファーストペンギンとは

ファーストペンギンとは、氷の上にいるペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない危険な海中に、エサを求めて最初に飛び込む一匹目のペンギンのことです。

最初に飛び込むペンギンは、真っ先にシャチやアザラシなどの天敵に食べられてしまう恐れがありますが、生き延びればエサの魚を最初に食べることができます。

つまり、ファーストペンギンはハイリスクを背負ってハイリターンを得ているのです。

ファーストペンギンが無事に海中に入れたことを確認すると、群れのその他のペンギンも海中に続々飛び込みます。

こうした現象は人間社会での生存競争にも当てはまります。

例えば、新しい分野で会社を立ち上げたベンチャー起業家は、大失敗をしてしまう可能性もありますが、成功した時には莫大な利益を上げることができます。

こうした類似点から、ベンチャー起業家のようなチャレンジ精神の持ち主を、一匹目に海に飛び込むペンギンに見立てて、ファーストペンギンと呼んでいます。

ファーストペンギンは非常に危険な役割である一方、得られる利益も多いことから、ビジネススクール等では、様々な領域においてファーストペンギンを目指すよう教育がされています。

先行者利益は大事

新しいビジネスの領域を開拓したパイオニアは、先行者利益と呼ばれるメリットを享受することができます。

ソニーは1979年に世界初の携帯音楽プレーヤーである、ウォークマンを発売しました。

当時、音楽を持ち歩くという概念は画期的で、ウォークマンは瞬く間に日本中に広まりました。

その後、各メーカーも同様に携帯音楽プレーヤーを発売しましたが、先駆者であるウォークマンには敵いませんでした。

各社の音楽プレーヤーも性能はウォークマンに負けていませんでしたが、最初に開発され、既に日本中に広まっていたウォークマンのシェアを奪うことはできなかったのです。

このように、ファーストペンギンとして成功し、イノベーションを起こすことは非常に難しいですが、一度上手くいくと莫大な利益を生み出すことができます。

日常会話での使用方法

「誰か部長にカツラがズレてるって指摘しろよ」

「ファーストペンギンよ、お前が言ってこい!」

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