エメットの法則:明日やろうは馬鹿野郎?(知的な小話54)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

エメットの法則とは

エメットの法則とは、リタ・エメットの著書である『いま、やろうと思っていたのに…』で紹介された、ビジネス心理学における法則です。

仕事を先延ばしにすることは、すぐにその仕事に取り組む場合よりも、倍の時間とエネルギーを要するとしています。

原因として、仕事を先送りにしたことで問題が大きくなってしまい時間がかかることや、完璧主義に陥ってしまい、なかなか目の前のタスクに取り掛かれなくなってしまうことなどが挙げられます。

嫌なことは先延ばしにしたくなるものですが、仕事は残さずにどんどん消化していった方が、良い気分で効率良く働くことができます。

『カイジ』から学ぶエメットの法則

福本伸行の代表作である『カイジ』には、エメットの法則を彷彿とさせる名言が登場します。

主人公であるカイジは、借金の末に、地下の強制労働施設で働かされていました。

その施設ではペリカと呼ばれる仮想の通貨が使用されており、一定額のペリカを貯めると、地上に脱出することができます。

ペリカは、ビールやおつまみなどの嗜好品も購入できますが、カイジは一切の無駄遣いをせずに、一刻も早くペリカを貯めて、地下施設から出ることを決意していました。

しかし、毎回夜になると、周りの仲間が美味しそうにビールを飲み、焼き鳥を食べているのを見て、カイジは「明日から頑張ればいいや」と、ペリカを無駄遣いしてしまい、堕落した日々を続けてしまうのでした。

そこで登場するのが、労働施設の班長である大槻です。


怠惰な日々を送るカイジに大槻はこう言います。


「明日からがんばろう」という発想からは…
どんな芽も吹きはしない…!
そのことに 20歳を超えてもまだわからんかのか…!?
明日からがんばるんじゃない…
今日…今日だけがんばるんだっ…!
今日がんばった者…今日がんばり始めた者にのみ…
明日が来るんだよ…!

実は大槻はかなりの極悪人なのですが、この言葉に関しては正論でしょう。

「明日から頑張ろう」と先延ばしにしていては、どんどん事態は悪化していきます。

それよりも「今日だけ頑張ろう」という気持ちで、毎日を過ごすことが、良い人生を送るための鍵なのです。

日常会話での使用方法

「お前もう夏休みの宿題終わったの!?」

「エメットの法則によると、先に終わらせることが合理的なのでね」

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