ザ・バイオリニスト:中絶は正義?(知的な小話33)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

ザ・バイオリニストとは

ザ・バイオリニストとは、中絶問題について議論する際に利用される例え話です。

世界的に有名なバイオリン奏者が、重い病気にかかり昏睡状態に陥ったとします。

ただし、あなたとバイオリン奏者の肉体を9ヶ月間接続することで、治療することができます。

ある日、バイオリニストの熱烈なファンが、あなたが眠っているうちに、勝手にバイオリニストの肉体をあなたと接続してしまいます。

目を覚ましたあなたは、接続を解こうとしますが、そうするとバイオリニストは死んでしまいます。

この時、あなたはバイオリニストとの接続を解く権利があるのでしょうか?

これは中絶問題の比喩であり、あなた(=妊婦)がバイオリニスト(=胎児)の生死の判断を行う資格があるのかを問いかけています。

解説

みなさんは、日本人の死因として、多いものベスト3をご存知ですか?

厚生労働省が発表した資料によると、2017年の結果は、1位は、悪性新生物(ガン)で約37万人、2位は、心疾患で約20万人、そして3位は脳血管疾患で約11万人です。

(出典:厚生労働省 | 人口動態統計月報年計(概数)の概況(2017年)

ですが、この統計には、見落としている死因が1つあります。

それは、人工妊娠中絶です。

同じ2017年に、なんと中絶により、約17万人もの命が奪われています。

(出典:厚生労働省|人工妊娠中絶件数及び実施率の年次推移

日本人の死因第3位と思われていた脳血管疾患より遥かに大きな数です。

中絶は生まれたばかりの命を奪うだけでなく、行った側にも心身ともに大きなダメージを与えます。

刹那的な快楽に溺れそうになったときは、バイオリニストの物語とオカモトのキャッチコピーを思い出しましょう。


愛しあってるのなら、0.03mm 離れなさい。

日常会話での使用方法

「子供できても堕ろせばいいじゃん」

「君は病気のバイオリニストもすぐに殺してしまうんだね」

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