ジャネーの法則:なぜ年を取ると時間が早く感じるの?(知的な小話42)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。

ジャネーの法則とは

ジャネーの法則とは、フランスの心理学者ポール・ジャネが提唱した、年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられるという法則です。

子供の頃の1年は長かったが、大人になってからの1年はあっという間に感じたという経験がある人も多いのではないでしょうか。

20歳の人間にとって1年の長さは人生の20分の1(=5%)ですが、5歳の人間にとっては人生の5分の1(=20%)に相当するため、このような体感の差が生まれるのです。

この法則によると、体感時間だけを考えると、20歳で人生の半分を終えていることになります。

解説

ジャネーの法則は今までの自分の人生における、時間の割合から、体感時間が短く感じると紹介しました。

大人になるにつれて体感時間が短くなる別の理由として、人生に新鮮味が無くなることが考えられます。

子供の頃は、毎日新しいことの連続で、いつも学びや興奮がありました。

人は初めてのことをしている時は、わくわくした気持ちが強く印象に残り、時間も長く感じやすいです。

一方、大人になると単調な毎日の繰り返しが続きます。

仕事に追われる人生に慣れてくると、時間の長さも気にならなくなり、日々があっという間に過ぎてしまいます。

単調なことを繰り返すつまらない日々を送っていると、ジャネーの法則の通りに、瞬く間に人生が終わってしまうでしょう。

人生における時間の優先順位について、以下のような有名な話があります。

ある大学でこんな授業があったという。
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。
その壺に、彼は一つ一つ石を詰めた。
壺がいっぱいになるまで石を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」
教室中の学生が「はい」と答えた。


「本当に?」
そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利をとり出した。
そしてじゃりを壺の中に流し込み、壺を振りながら、石と石の間を砂利で埋めていく。
そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」学生は答えられない。
一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。


教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。
それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「この壺はこれでいっぱいになったか?」
学生は声を揃えて、「いや」と答えた。


教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」


一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」


「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないという事なんだ」
君たちの人生にとって”大きな石”とは何だろう、と教授は話し始める。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり・自分の夢であったり…。
ここで言う”大きな岩”とは、君たちにとって一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君達はそれを永遠に失う事になる。
もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、
君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。

あなたの身の回りにも(もしくはあなた自身も)壺にいきなり水を入れてしまい、他のモノが入らなくなってしまっている人がいるのではないでしょうか?

ジャネーの法則の通りに平凡な日々を送っていると、気付いたら老人になってしまいます。

そうなってしまわないように、本当に自分がやりたいことを優先し、ワクワクするような日々を送ることが重要です。

日常会話での使用方法

「20歳を超えると1年が早いな~」

「それ、ジャネーの法則じゃね?」

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