バーナム効果:占い師はインチキ? どうやって人を信じ込ませる?(知的な小話8)

ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。 

バーナム効果とは

バーナム効果とは、誰にでも当てはまるような一般的な性格を表す文章を、自分にだけ当てはまるものだと錯覚してしまう心理学の現象です

例として以下のような記述が挙げられます。

「あなたは正しい判断や正しい行動をしたのか後になって反省することがあります」

「あなたは仲の良い友人といる時間を幸せに感じます」

「あなたの願望にはやや非現実的な傾向なものもあります」

「あなたは一人でいると寂しいと感じることがあります」

「あなたは独自の考えを持っており、十分な根拠のない他人の意見を聞き入れません」

「あなたは自分の興味の無いことには、なかなかやる気が出ません」


こうした記述は誰にでも当てはまるものですが、実際に直接自分に向けて言われると、まるで自分のことを言い当てられているかのように勘違いしてしまうのです。

占い師の手法例

バーナム効果は、占い師が良く使うテクニックとして有名です。

この効果を悪用すると、誰にでも当てはまることを言っているだけにも関わらず、「この人は私のことを良くわかってくれている」と勘違いさせることも可能であり、占い師にとっては非常に都合が良いです

例えば、占い師と女性客の間で以下のようなやり取りがあったとします。

占「何か悩み事がありますね?」・・・①

女「その通りです!」

占「それは職場や人間関係についてですか?」・・・②

女「良くわかりましたね! 実は彼氏と喧嘩していて・・・」

占「そうですか。あなたは普段は優しくても、怒ると簡単には相手を許さない傾向にあるみたいですもんね」・・・③

女「そうなんです! 私のこと何でもわかるんですね!」


何も考えずに見ると、占い師は本当に不思議な力で女性のことをズバズバ言い当てているように見えます。

しかし、実はこれはバーナム効果を応用したものに過ぎません。

①で占い師は女性客に悩み事があることを言い当てています。
→ そもそも占いに来ているのだから悩みがあるのは当然ですし、元々生きてて悩みが無い人間など滅多にいません。

②で占い師は女性客の悩みが人間関係にあることを当てています。
→ 人の悩みは大抵人間関係にあります。また、「職場や人間関係についての悩み」と幅広く問いかけているので、ほとんどの人間に当てはまるでしょう。

③で占い師は女性の性格を見事に言い当てています。
→ 「普段は優しくて、怒ると簡単には相手を許さない」は誰にでも当てはまる記述です。普段から怖い人はあまりいませんし、怒ったのに相手をすぐに許してしまう人もあまりいないでしょう。

このように、バーナム効果はインチキ占いや詐欺に悪用することも可能です。

こうした心理効果があることを知っておき、騙されないように気を付けましょう。

日常会話での使用方法

「朝の占いって意外と当たるよね~」

「それバーナム効果じゃない?」

漫画でおさらい

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