ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。
ウロボロスとは
ウロボロスとは、自分の尾を食べるヘビや竜を図式化したもので、「生と死」や「破壊と創造」「無限ループ」の象徴です。
ウロボロスは古代エジプトやギリシア、中国など、様々な地域で描かれており、その起源は不明ですが、少なくとも紀元前1600年には存在していたことが明らかになっています。
脱皮によって成長・回復するヘビが自らを食べてしまう図式には破壊と創造が同時に含まれています。
そして、尾を自ら食べる様子は、輪のようになっており、永久性や無限の象徴でもあります。
そうしたウロボロスのメッセージと天地創造や輪廻転生といった古来からある宗教観がマッチしたため、ウロボロスの図が各地域に広まったのだと考えられます。
リインカネーションは、仏教的な輪廻転生の死生観を意味する言葉です。
各宗教とウロボロス
上述の通り、ウロボロスは様々な宗教で確認できます。
ヒンドゥー教
大昔のヒンドゥー教では、世界は4頭の象によって支えられており、その象は巨大なリクガメによって支えられ、その周りを自らの尾を加えた竜が囲っていると考えられていました。
ヒンドゥー教の輪廻転生といった無限ループの死生観が、世界の成り立ちにも反映されています。
北欧神話
北欧神話では、ヨルムンガンドという毒ヘビの怪物が登場します。
ヨルムンガンドは災いをもたらす神で、体は世界を締め上げることができるほど大きく、海の底で体を何重にも巻き、自分の尾をくわえて眠っているとされます。
ウロボロスの意味する「破壊」や「死」といった側面は、災いの神に相応しい姿と言えるでしょう。
アステカ神話
アステカ神話では、ケツァルコアトルという農耕の神が登場し、自らの尾を噛んでいる姿で描かれることがあります。
ケツァルコアトルは農耕に関わる神であり、人類に文明を授けた文化神でもあります。
作物が実り、枯れていき、新たな種を残す様子は、まさにウロボロスの意味する永遠性や無限ループに象徴されるものです。
日常会話での使用方法
「タコって自分の足を食べるらしいよ」
「ウロボロスみたいだね」
本サイトで紹介している用語一覧は以下です。
≪…「ウロボロスみたいだね」…≫で、数の言葉ヒフミヨ(1234)を見つめたい・・・
カタチからは、数学からの送りモノとしてチョット数学共同体からパラダイムシフトして『自然比矩形』と『ヒフミヨ矩形』『ヒフミヨ渦巻』で捉えたい・・・
特に、『ヒフミヨ矩形』『ヒフミヨ渦巻』の動くカタチのなれの果ては、□ から 〇 に変身するようだ・・・
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