ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。
マーチンゲール法とは?
マーチンゲール法とは、ギャンブルにおける有名な賭け方のひとつで、各所でギャンブルの必勝法として紹介されています。
具体的には、「負けたら更に賭ける」という賭け方で、予想が外れたら賭け金を倍にしていき、勝ったら賭け金を最初の金額に戻すという方法です。
例えば、ルーレットで赤に賭けると当たる確率は50%で、当たると賭け金が2倍になるとします。
初めに100円を賭けて当たれば100円の儲けになります。
そして、外れた場合は、次に200円を賭けることで、当たれば400円がもらえ、この場合も、合計100円の儲けとなります。
そして外れれば400円を賭ける…と続けていき、当たるまで続けると、理論上いつか必ず勝つことができ、必ず100円儲かります。
そして、再び賭け金を100円にしてスタートすることで、無限に100円を稼ぎ続けることができるのです。
マーチンゲール法は必勝法ではない?
魔法のように思えるマーチンゲール法にも、実は落とし穴があります。
落とし穴①:マックスベットの存在
カジノには、一般にマックスベットと呼ばれる、賭け金の上限額が存在します。
例えばルーレットのマックスベットが100万円だとします。
100円からスタートし、マーチンゲール法に則っとり、1/2のルーレットに倍々で賭けていくとすると、14連敗した時点で、次の賭け金が163万8400円になってしまい、失敗となります。
14連敗する確率は相当低いですが、マーチンゲール法で稼ぐためには、何度も繰り返しルーレットに挑戦しなければなりません(今回の例は100円スタートなので、毎回100円だけ儲かる戦いです)。
そのうちに1回でも14連敗した時点で、100万円以上の損失となってしまう訳です。
落とし穴②軍資金の存在
また、マックスベットが無くとも、ギャンブラーには軍資金というものがあります。
例えば、100万円を持ってカジノに行った場合、上記のマックスベットの際と同じ論理で、13連敗した時点で、負けが確定し、退場となります(13連敗した時点で81万9100円使用しており、次の賭け金である81万9200円が払えず終了)。
無限にお金を持っている人はいません。
軍資金が尽きるほど、こっぴどく連敗する確率は極めて小さいですが、そのわずかな確率が発生してしまった場合に、全てのお金を失うと考えると、危険すぎてマーチンゲール法をやってみようという気にはなれません。
どんな賭け方をしても、ギャンブルの期待値自体は変わりません。
ギャンブル理論については、以下の記事でも紹介していますので、興味のある方はご一読ください。
日常会話での使用方法
「ギャンブルの必勝法見つけた!」
「そんなもんがあったらみんなやってるよ」
本サイトで紹介している用語一覧は以下です。