ゴルディアスの結び目とは?発想の転換の物語と、数字パズル

複雑な結び目を解こうとして、いつまでもほどけない。そこで剣で断ち切る。ゴルディアスの結び目は、難題を大胆な発想で解決することの比喩として知られています。物語を知ると、「何を解くべき問題と考えたか」に注目できます。

アレクサンドロスと、解けない結び目

アッリアノスの『アレクサンドロス東征記』第2巻には、ゴルディオンにある車の結び目を解いた者が、アジアを支配するという伝承が登場します。結び目を調べたアレクサンドロスが、剣で切ったという話が紹介されています。アッリアノス『アレクサンドロス東征記』第2巻第3章・英訳

同じ箇所では、車の留め具を抜いて外したという別の説明も紹介されます。剣の一振りという印象的な話だけでなく、構造を別の方向から扱う伝承も残っているわけです。

比喩として使うときは、普通の手順にとらわれず、問題の扱い方を変えることに注目します。

目的と、いつもの手段を分ける

たとえば、毎週50枚の紙を手作業で配っているとします。「どうすれば速く配れるか」だけでなく、「伝えることが目的なら、紙以外でもよいか」と問い直せます。

ただし、紙が必要な相手もいるかもしれません。手段を変えてよいかどうかは、目的と条件によります。「大胆なら何でもよい」わけではありません。

パズルで道具を壊して答えを見つければ、遊びのルールを守った解答にならない場合があります。仕事でも、確認を省いて速くするだけでは、必要な品質が失われます。変えてよい前提と、守る条件を分けてみましょう。

画像の数字パズルに挑戦

次の駐車場で、車が停まっている場所の数字は何でしょう。見えている数字を同じ向きのまま比べていると、規則が分かりにくくなります。まず自分で考えてみてください。

16、06、68、88、車で隠れた区画、98と並ぶ駐車場の数字パズル
車で隠れた区画の数字を考えてみましょう。
ヒントを見る

数字を読む向きを、逆にしてみましょう。

答えと解説を見る

答えは87です。画像を180度回して見ると、左から86、車で隠れた区画、88、89、90、91という並びになります。連続する数として読めば、車の下は87です。

もとの向きだけが正しいと決めず、見る方向を変えることで規則が見えます。

「解き方を変える」と「問題を消す」は違う

数字パズルでは、画像を回しても、与えられた情報は変わりません。変わるのは読み方です。こうした転換と、数字を書き換えて解けるようにすることは違います。

新しい方法を考えるときも、何を残したまま変えたのかを言葉にすると、案を比較しやすくなります。「もっと強引に」ではなく、「別の表現、順序、道具で、同じ目的を達成できるか」と問い直すのが出発点です。

アプリ開発でも、問題の単位を見直せる

画面がごちゃごちゃする場合、文字を小さくして全部入れる以外に、今必要な操作だけ見せる方法も考えられます。全情報を一画面に置く前提を変えるわけです。

必要な情報にたどり着けることは残し、その見せ方を変える。発想の転換を具体的な設計に移すなら、何が改善されたかを実際の操作で確かめましょう。

さらに遊びたい方は、画像付きのひらめき謎解き40問にも挑戦してみてください。

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