大学時代の友人とスマホアプリを作って300円稼いだ話(意識爆上げ君編)

今回は、私が社会人1年目の時に、大学時代の友人とともに、スマホアプリを開発し、Google PlayとApple Storeでリリースした時の話をしたいと思います。

何でスマホアプリを作ろうと思ったの?

スマホアプリを作ろうと思った理由は、プログラミングの勉強のためです。

私は新卒でIT系のコンサルティング会社に入社したのですが、入りたての頃は、プログラミングの知識は全くありませんでした。

一応、会社でプログラミングの研修もあったのですが、期間が短く、触りの部分だけ学んで終わってしまいました。

そのため、せっかくなので、何かしら目標を持ってプログラミングをもう少し詳しく学ぼうという考えに至り、大学受験の友人を誘い、2人でアプリを作り始めることにしたのです。

スマホアプリってどうやって作るの?

スマホアプリはプログラミングで処理を記述することで作成できます。

映画でハッカーがカタカタやっていたり、2020年に義務教育で必修化されたりしているアレです。

日本のスマートフォンのOSのシェアは大きくiOS(iPhone)とandroid(アンドロイド)の2つに分かれています。

iOSとandroidでは、プログラムを動かすための言語が異なるため、iOS版とandroid版でリリースするためには、2つの言語を使ってそれぞれのプログラム処理を書かなければなりません。

ちなみに、iOS用のアプリはSwiftという言語で記述し、android用のアプリはJavaという言語で記述する必要があります。

Javaは有名なので聞いたことがある方も多いかもしれません。

そこで、私はSwiftとJavaの2つの言語を勉強し、スマホアプリ作成の着手を開始しました。

それぞれ、Xcode、Android Studioという開発用環境が誰でも無料でインストールできるので、興味のある方はPCに入れてみても良いかもしれません。

そうした開発環境の導入はハードルが高いという方は、実はExcelでもプログラミングができますので、試してみてはいかがでしょうか。

どんなアプリを作ったの?

私たちが作成したのは、通常の文章を入力すると、意識の高い言葉に変換してくれるというアプリで、その名も「意識爆上げ君」です。

少し言っている意味がわからないかもしれません。

もう少し具体的に言うと、「今日は疲れたな」と入力すると、「今日は圧倒的成長したな」と変換してくれたり、「水飲みたい」と入力すると、「クリスタルガイザー飲みたい」と変換してくれたりします。

要は通常の文章で使われている単語を、少し格好いい単語に言い換えてくれるというアプリです。

プログラムの仕組みは非常に単純です。

Excelの中に変換前の単語と変換後の意識の高い言葉を表形式にまとめ、アプリの中に取り込みます。

そして「変換」ボタン押下時に、Excelファイルを読み込み、文章の中に該当する単語があれば、意識の高い言葉に置換します。

長めの文章を変換すると以下のようになります。

非常に残念なのですが、使い道は特にありません。

アプリの宣伝欄には、「ビジネスメールの作成時に最適!」と記載していましたが、本当に利用したら間違いなく上司に怒られるでしょう。

※ちなみに、2019年5月現在は、アプリの配信は停止しております。

どうやって儲けるの?

アプリをリリースする人の大半は、アプリを通して収入を得ることを目的としています。

アプリで収入を得る方法は、大きく以下の2つです。

1.ユーザーの課金による収入

2.広告収入


1つ目の方法は、ユーザーの課金によって収入を得ることです。

アプリそのものが有料のものや、アプリ自体は無料ですが、アプリ内でアイテムなどの形で課金が必要なものがあります。

いずれにせよ、ユーザーからの売上の一部がアプリ開発者の手元に入ります。

2つ目の方法は、広告収入によるものです。

色々な広告配信元がありますが、Googleが配信する「AdMob」というサービスが最も有名だと思います。

アプリ内に広告を表示することで、その表示回数やクリック回数に応じて、アプリ開発者に収益が発生します。

上記の2つが主なアプリ開発者の収入源ですが、両方を組み合わせたものなども存在します。

せっかくなので、私たちのアプリでも収益を得られる仕組みを構築することにしました。

前述の通り、アプリのレベルとしては相当低いため、アプリ自体は無料とし、広告を配信する方式を選びました。

リリースした結果は?

結果は、タイトルの通り、300円ほど収益が発生して終了しました。

自らツイッターで宣伝したり、ありがたいことにアプリを紹介してくれた方もいらっしゃったのですが、インストール数はそこまで伸びず、このような結果となりました。

はっきり言ってかなりしょぼい結果ですが、プログラミングの基本を学習し、実際にアプリを作り、リリースをしてみるというのが当初の目的だったので、目標は達成できました。

また、このアプリをきっかけに、別のアプリも作成するための足掛かりとなったので、とても良い経験だったと思っています(別の記事で紹介予定です)。

想像しているよりも、遥かに簡単にできますので、興味を持った方は、是非アプリ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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