『謎解き千本ノック』は、数字・記号・絵・言葉の手がかりを見て、答えを入力する一問一答の謎解きアプリです。個人でアプリを制作しているTakeru Itoが、謎を解く側から作る側へ回り、自作の問題を多くの人に届けたいと思って開発しました。
この記事では、アプリの遊び方と特徴に加えて、Unityで作った画面構成、公開までの日数、リリース直後の実績を紹介します。これから遊びたい方にも、小さなゲームを個人で作ってみたい方にも役立つようにまとめました。
すぐ遊びたい方:App Storeで謎解き千本ノックを見る / Google Playで謎解き千本ノックを見る
まずブラウザで試したい方は、作者が作ったヒント付きの謎解き40問へ。アプリの収録問題と同一の問題集ではありません。
目次
画面で見る、一問一答の謎解き
画面の中心に一つの問題が表示されます。数字、記号、絵、言葉を見比べて法則を探し、分かった答えを入力していく遊びです。下の画像は実際にアプリで出題される問題なので、答えを見ずに考えてみても楽しめます。


謎解き千本ノックはどんなアプリ?
問題を見て、法則や言葉のつながりを考え、答えを入力する。一問ずつ「わかった!」を積み重ねていく謎解きゲームです。長い物語を読み進めるタイプとは異なり、一つの問題に集中したいときに向いています。
- 一問一答形式で、区切りをつけながら遊べる
- 自力で解けない問題ではヒントや解答を確認できる
- ステージの後半に進むにつれて、難しい問題にも挑戦できる
- iOS版とAndroid版があり、各ストアからインストールできる
App Storeでは250問以上の問題を収録する無料アプリとして紹介しています。手軽な一問から、じっくり考えたい難問まで、自分のペースで挑戦できます。
遊び方と、行き詰まったときの考え方
- 問題を選ぶ。ステージと問題を選択して、表示された情報を確認します。
- 見えている情報を分ける。文字、数字、図形、色、並び順など、手がかりになりそうな要素を整理します。
- 仮説を試す。読み方を変える、順番を入れ替える、共通点を探すなど、一つずつ考え方を試します。
- 答えを入力する。入力欄の近くにある回答ボタンで答えを送ります。ボタンが見えない場合は画面の下側も確認してください。
- 必要ならヒントを使う。解答を確認した後は、どの手がかりを見落としていたか振り返ると、次の問題を楽しむきっかけになります。
難しい問題は、一度離れてから見ると別の読み方に気づくこともあります。解けるまで無理に続ける必要はありません。ヒントも含めて、自分のペースで楽しんでください。
ブログで試す、短い一問一答2問
アプリの出題を転載したものではなく、この記事用のオリジナルです。ヒントを開く前に、指定された文字の取り出し方を考えてみてください。
練習1:番号の文字を集める
「さかな」の2文字目、「かめ」の2文字目、「らくだ」の1文字目を、書かれた順に並べます。写真を撮る道具になる平仮名3文字は?
ヒントを見る
単語を変換せず、平仮名を一文字ずつ数えます。
答えと理由を見る
かめら。「さ・か・な」の2番目は「か」、「か・め」の2番目は「め」、「ら・く・だ」の1番目は「ら」です。番号と順序を指定しているので、この取り出し方の答えは一つです。
練習2:「た」抜きで読む
合図は「たぬき」。ここでは「た」を全部抜いて読む指示です。「たほたした」から「た」を取り除くと、夜空で見えるものが平仮名2文字で残ります。何でしょう?
ヒントを見る
削除するのは「た」だけです。残りの文字の順番は変えません。
答えと理由を見る
ほし。た・ほ・た・し・たの1・3・5文字目を取り除くと、ほ・しが残ります。言葉を別の意味で読み直すタイプの入門問題です。
開発のきっかけ:自作の謎を仲間の外へ届けたかった
私はもともとリアル脱出ゲームや謎解きキットが好きで、さまざまな問題を解いていました。次第に、自分でも謎を作り、友達や家族に解いてもらうようになりました。
作った問題を身近な人だけで楽しむのも面白いのですが、もっと多くの人に挑戦してもらいたい。それがアプリを作ったきっかけです。ITエンジニアとしての経験を生かし、スマートフォン向けのゲームとして形にしました。
謎解きには、知識を思い出す面白さだけでなく、同じ情報を別の角度から見る面白さがあります。問題の答えを知ることよりも、手がかりがつながる瞬間を楽しんでもらえるアプリを目指しました。
Unityで作った、5画面のシンプルな構成
開発にはUnityを使いました。Unityは複数のプラットフォームを対象にできますが、iOSとAndroidでは、それぞれビルド環境やストアへの提出作業が必要です。共通部分を作れることと、両方へ同じ手順で公開できることは分けて考える必要があります。
公開当初の画面は、次の5つです。
- タイトル画面:アプリを開始する入口
- ステージ選択画面:遊ぶステージを選ぶ
- 問題選択画面:挑戦する問題を選ぶ
- 問題画面:問題を見て答えを入力する
- 解答画面:答えと解説を確認する
機能を絞ると、制作する画面の数だけでなく、確認する操作の組み合わせも減らせます。たとえばランキングや対戦を追加すると、通信、ユーザー管理、切断時の挙動なども考える必要があります。初めてのゲーム制作では、まず「問題を選んで、答えて、次へ進む」という基本の流れを完成させると、作業の範囲を把握しやすくなります。
公開までの日数は、当時の実績で約10日
画面レイアウトと遷移の設計に1日、アプリ制作に7日、リリース作業に2日。2024年の公開時は、合計約10日で制作しました。問題の準備やUnityの経験によって日数は変わりますが、小さな構成に絞ったことで、完成までの道筋をつけやすくなりました。
リリース直後の実績と、数字の読み方
2024年9月12日にリリース。公開から約2週間後の9月24日には、iOS版のインプレッションが1万超、ダウンロード数が274、Android版のダウンロード数が12です。当時は、日々数百円程度の広告収入もありました。
ストアで目に留まることと、実際に遊んでもらうことは、別の段階です。この公開直後の数字を比べると、アプリを知ってもらった後にも、インストールしてみたいと思える紹介が必要だとわかります。
公開後には、アプリ紹介サービスのApplivでも紹介していただきました。自分の作った問題やアプリが、身近な人の外へ届くうれしさを感じた出来事でした。
よくある質問
初心者でも遊べますか?
ヒントや解答を確認しながら遊べます。ただし難しい問題もあるため、すべてを自力で解くことにこだわらず、わからない問題の考え方を知る楽しみ方もおすすめです。
「千本ノック」なので問題は1000問ありますか?
名前は繰り返し挑戦するイメージを表しています。App Storeの案内では250問以上を収録しています。自分のペースで、一問ずつ挑戦してみてください。
広告はありますか?
はい、広告を含むアプリです。詳しい配信情報や対応環境は、各ストアの説明をご覧ください。
まずは一問、ひらめきを楽しんでください
短い時間に一問だけ考えたい方、さまざまな謎解きに挑戦したい方は、ぜひ遊んでみてください。好みに合うかは、実際に問題に触れて確かめてもらえるとうれしいです。
ほかのパズルや便利ツールは、Takeru Itoのアプリ一覧から探せます。
自分でもアプリを作ってみたい方へ
画面構成や問題データを考える際は、Unityで謎解きアプリを作るための設計ガイドをご覧ください。公開までの準備は、iOS・Androidへの公開前に確認したいことに整理しています。
ほかに制作しているものやブログの方針は、Takeru Itoのプロフィールで紹介しています。
料金・広告と対応環境
2026年10月15日にApp StoreとGoogle Playの掲載情報を照合しました。無料でダウンロードでき、広告を含みます。iPhone版はiOS 16.0以降が必要です。Android版の利用可否は端末によって異なるため、お使いの端末でGoogle Playの表示をご確認ください。
参考情報
条件を読み分ける、短い謎解き2問
この記事用に作った問題です。アプリの収録問題と同一ではありません。知識よりも、条件を一つずつ確かめて解いてみてください。
1.正直な札は一枚だけ
A・B・Cの三箱のうち、一箱だけに金の鍵があります。札はA「鍵はBにある」、B「鍵はBにはない」、C「鍵はAにはない」。三枚のうち、本当のことを言う札はちょうど一枚です。鍵はどの箱?
ヒントを開く
AとBの文は、同時に本当にも、同時に嘘にもなりません。残るCの文はどうなるでしょう。
答えと考え方を開く
答えはA。鍵がAなら、Aの札は嘘、Bは本当、Cは嘘で、本当が一枚です。鍵がBならAとCが本当、鍵がCならBとCが本当なので条件に合いません。箱の位置を一つずつ仮定すると、答えが一つと確かめられます。
2.三つの数字の暗号
1・2・3を一回ずつ使った三桁の暗号ABCを考えます。AはBより大きく、CはAより大きいと分かっています。暗号は何でしょう。
ヒントを開く
条件を一行の大小関係へつなげます。B<A<Cとなります。
答えと考え方を開く
答えは213。小さい順にB=1、A=2、C=3なので、書く順序ABCでは213です。123としたくなったら、「大小の順」と「指定された並び」を区別します。重複なしという条件が、答えを一つにしています。
続けて遊ぶなら、このページのストアリンクから「謎解き千本ノック」へ。ほかのブラウザ問題は作者の謎解き40問もどうぞ。
続きはアプリで:App Storeで謎解き千本ノックを見る / Google Playで謎解き千本ノックを見る
