プラトー現象とは?勉強や練習で伸び悩むとき、見直したいこと

最初は練習するたびに上達したのに、最近は点数も記録も変わらない。『ここが自分の限界なのかな』と思う場面があります。プラトー現象は、そのように成果の伸びが平らになる時期を表す言葉です。停滞を知ることと、同じ方法を無期限に繰り返すことは別です。

プラトー現象の意味

プラトー現象とは、学習や練習を続けていても、測った成績や技能の向上が一時的に止まって見えることです。plateauは『高原』『台地』を意味し、学習曲線の伸びが平らになる形に重なります。

APAの心理学辞典では、疲労、退屈、意欲の低下、必要な技能の段階が変わることなどが挙げられています。『努力不足』だけで片づけるより、何が変わったかを考える言葉です。

プラトーとスランプの違い

日常の使い分けでは、プラトーは『それまでの成績は保てるが、さらに伸びない』、スランプは『できていたことの調子が落ちる』と考えると分かりやすくなります。ただし、現実の練習では、疲れによる低下と伸び悩みが重なる場合もあります。

見えている変化確かめたいこと
同じ点数が続くどの問題や動作で止まっているか
以前より失敗が増えた疲れ、条件、負荷が変わっていないか
難しい課題へ進んだ比較する基準が同じか
速さだけ変わらない正確さや説明のしやすさは変わったか

一つの数字だけでは、変化を見落とす

英語のテストで点数が同じでも、以前は当てずっぽうだった問題を、理由を説明して答えられるようになったかもしれません。反対に、同じ問題を覚えて点数が上がっただけなら、新しい問題へ応用できるかも確かめたいところです。

記録するなら、合計点だけでなく、『間違えた種類』『解く時間』『自力でできた範囲』も一緒に見ます。成長しているはずと決めるのではなく、何が進み、何が止まったかを細かくする方法です。

『1万時間やれば必ず一流』ではない

エリクソンらの1993年の研究は、専門的な技能と、改善を目的に設計した練習の関係を論じました。よく知られる『1万時間』を、誰でもその時間を過ごせばプロになれる共通の合格ラインとして扱うのは誤りです。

重要なのは、時間を積むだけでなく、課題を選び、結果を確かめ、方法を修正すること。慣れた作業を繰り返す時間と、苦手な部分を改善する練習の時間は、同じではありません。

伸び悩んだときに試せる三つの工夫

  1. 課題を小さくする:『プログラミングが苦手』から、『入力された文字を判定する部分で迷う』まで絞る。
  2. 比べる条件をそろえる:同じ難しさの課題で、時間や誤り方を比べる。
  3. 一つだけ方法を変える:解説を読む、例を作る、人に見てもらうなどを試し、変化を残す。

アプリ開発なら、完成した作品の数だけを目標にすると、学んだことが見えづらくなります。『回答判定を、表記の違いも含めて説明できる』『画面が崩れる条件を再現できる』という課題なら、次の一歩を決めやすくなります。謎解きゲームの回答判定も、そのように一つの仕組みへ絞った開発ノートです。

続けるために、休むことも選ぶ

同じやり方で続ければ必ず次の急成長が来る、と約束されているわけではありません。負荷を見直したり、休んだり、教わる方法を変えたりすることも、学びを続ける工夫です。

停滞を感じたら、『向いていない』と自分全体を評価する前に、今の課題と確かめ方を見直してみましょう。短い作業区間を記録する方法には、ポモドーロ・テクニックもあります。

“プラトー現象とは?勉強や練習で伸び悩むとき、見直したいこと” への1件の返信

  1. 停滞期はいつまで経っても、上達しないので、それは、才能がないと見切りをつけ、諦めるべきと思います。諦める事も大切です。諦めずに頑張り続けても、結局は
    進歩する事がないので、かえってストレスがたまり、鬱になる可能性があると思います。

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