謎解きで手が止まったとき、同じ絵や文字を眺め続けてしまうことはありませんか。そんなときは、思いつきを増やす前に「問題に書いてあること」と「自分でそうだと思ったこと」を分けてみましょう。
この記事では、条件、読む順番、表し方、答えの確かめ方、ヒントの使い方を順に試します。三つのミニ例題は、見直す手順を練習するためのオリジナルの説明例です。特定のアプリに収録された問題や、難しさを測るテストではありません。
目次
1.答えに求められる条件を拾う
まず、何を答える問題なのかを読み直します。「ひらがなで」「3文字で」「この中から」「一度ずつ」のような指定を、短く書き出してください。絵から連想したものが浮かんでも、それはまだ答えの候補です。
たとえば、絵を見て「動物の名前だろう」と考えたとしても、問題文にそう書かれていなければ仮の見方です。書かれた条件の横に、自分で足した前提もメモすると、何を考え直せるかが見えます。
ミニ例題1 候補を条件で絞る
「かたかな・きずな・たから・さかな」の四つから、次の条件をすべて満たす言葉を一つ選んでください。
- ひらがな3文字
- 「か」を含む
- 最後の文字が「な」
例題1のヒント1を見る
一つの条件だけで決めず、候補ごとに三つとも確認しましょう。
例題1のヒント2を見る
「かたかな」は「か」を含み、最後は「な」ですが、文字数は条件に合っていますか。
例題1の答えと確かめ方を見る
答えは「さかな」です。3文字で「か」を含み、最後は「な」。「かたかな」は4文字、「きずな」は「か」を含まず、「たから」は最後が「ら」です。指定された四つの中では「さかな」だけが全部に合います。
ここで試したいのは、すぐ分かった言葉にも条件を当て直すこと。「これっぽい」と感じた後に、一度だけ問題文へ戻ります。
2.並んでいる順と、読む順を分ける
文字が横に並んでいても、そのまま左から読むとは限りません。番号や矢印など、順番の指定があるかを探します。ただし、意味のある言葉になるまで自由に並べ替えると、問題の指示を置き去りにしてしまいます。
ミニ例題2 番号を先に読む
左から「3:く」「1:て」「4:ろ」「2:ぶ」の四枚のカードがあります。番号の小さい順に、各カードを一度ずつ使い、ひらがなだけを読んでください。答えはひらがな4文字です。
例題2のヒント1を見る
カードが置かれた順番と、指定された番号の順番を分けて考えます。
例題2のヒント2を見る
番号1の「て」、番号2の「ぶ」から書き出してみましょう。
例題2の答えと確かめ方を見る
1=て、2=ぶ、3=く、4=ろなので、答えは「てぶくろ」です。四枚を一度ずつ使い、数字を答えに混ぜていないことも確認できます。
この例で読み順を決めた根拠は、できあがる言葉の意味ではなく番号の指定です。順番の手がかりがない問題では、並べ替えを思いついても、まだ仮説として残しておきます。
3.何を数え、どう表しているかを変えてみる
漢字一文字でも、読みをひらがなにすると複数の文字になります。数を答える問題だからといって、最初から計算の問題だとは決めなくて大丈夫です。「何を数えた数なのか」を、示された例と比べてみましょう。
ミニ例題3 二つの数え方を比べる
次の対応では、どの行にも同じルールを使っています。ルールは「漢字そのものの文字数を数える」「かっこ内の読みの、ひらがなの文字数を数える」の二つのうち、どちらか一つです。
- 山(やま)→2
- 車(くるま)→3
- 窓(まど)→?
かっこや矢印は数えません。「?」に入る数字1文字を答えてください。
例題3のヒント1を見る
山も車も漢字では一文字です。その数え方で、右の数字になりますか。
例題3のヒント2を見る
「やま」は2文字、「くるま」は3文字。指定された読みを、一文字ずつ区切ってみましょう。
例題3の答えと確かめ方を見る
答えは「2」です。ひらがなの文字数なら、や・ま=2、く・る・ま=3と両方の例に合い、ま・ど=2になります。漢字の文字数ではどれも1なので、示された二例に合いません。
この問題は、使えるルールを二つに限定してあります。一般の規則当てでは、少ない例に合う別のルールが考えられることもあります。「例に合う候補を見つけた」と「答えが一つに決まった」は、分けて考えましょう。
4.思いついた答えを、問題に戻して確かめる
候補が出たら、次の三点を確認します。
- 示された例すべてに、同じ操作を使えているか
- 文字数、読む方向、使う回数などの指定に合うか
- 候補を通すために、途中だけルールを変えていないか
例題1なら四つの候補を調べ、例題2なら1から4の対応をたどり、例題3なら二つの数え方を比較できます。確かめられる範囲を言葉にすると、納得できた所と、まだ根拠がない所を分けられます。
一つの例で合わなくなったら、その違いをメモして別の見方へ。合わない部分を無理に説明し直すより、いったん仮説を戻す方が整理しやすくなります。
5.ヒントを一段だけ開き、問題へ戻る
何を試せばよいか決まらなくなったら、ヒントを一つ使ってみましょう。段階式なら、次を続けて開く前に「見る場所が分かった」「読む順が分かった」など、増えた情報を一つ確認します。
たとえば例題3のヒント1を読んだら、漢字を数えて右の数字と比べる。それでも止まったらヒント2へ進み、今度は読みを区切る。ヒントから具体的な操作を一つ試すと、どこまで分かったかを追いやすくなります。
答えを見たときも、全部を覚えようとせず「自分はどこを読み飛ばしたか」を一つ拾えば十分です。今日は進まないと感じたら、途中でやめたり、別の問題へ移ったりしてもかまいません。
手順を試す問題を探している方は、問題ごとにヒントと解説を開ける「ひらめき謎解き40問」へ。アプリで一問ずつ遊びたい方には、「謎解き千本ノック」の紹介記事もあります。気になる一問で、まずは条件を書き出すところから試してみてください。

