ここでは、日常会話で使える知的な小話と、実際の使用例を紹介します。
プラトー現象とは
プラトー現象とは、勉強や運動などでスキルを身に着ける際、成長が停滞してしまう時期が現れるという現象です。
通常なら勉強をすればするほど成績は伸びますし、練習をすればするほスポーツができるようになります。
勉強や運動など、初めたばかりの頃は、努力をすればするほど成果が出て、どんどんモチベーションが湧いてくるものです。
しかし、あるレベルに到達すると、努力をしてもなかなか結果に繋がらない時期が訪れます。
このようなプラトー期間が訪れても、停滞期を超えれば、再び元のように上達度が上がっいてくため、努力を継続することが大事です。
プラトーとは「高台」の意味で、上達度の曲線が停滞している形が高台のように見えることから、名付けられました。
スランプとの違いは?
プラトー現象は、努力の成果の伸びが停滞するという点で、スランプと似ていますが、厳密には別物です。
スランプとは、既に高いレベルの能力を持っている人が、本来の実力を出せない状態を指します。
プラトー現象は、これから能力を身に着けようとしている人の成長が伸び悩んでいるという状態のことなので、本質的に異なるものです。
継続は力なり
「継続は力なり」は誰もが知っている有名な格言ですが、実践するのは非常に難しいです。
アメリカの心理学者であるアンダース・エリクソン教授は、何事においても1万時間かければ、その道のプロフェッショナルになることができると発表しています。
継続さえすれば、一流のスキルを身に着けることができるので、言葉だけ聞くと簡単なことに思えます。
ですが、1万時間というのは、1日3時間かけても10年かかる計算になるので、途方もない数字です。
途中、プラトー現象のような停滞期が訪れ、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
停滞している期間を超えれば、再び元のように上達度が上がっていくのですが、プラトー現象の存在を知らないと、自分には才能が無いと諦めてしまうかもしれません。
こうした現象が存在することを知っていれば、停滞期に入った場合でも、挫折をすることなく乗り越えるのに役立つでしょう。
プラトー現象は誰にでも起きるものですので、伸び悩んでもすぐに心配する必要はないのです。
日常会話での使用方法
「生まれてから一度もモテ期がこないな」
「ずっとプラトー現象じゃん」
本サイトで紹介している用語一覧は以下です。
停滞期はいつまで経っても、上達しないので、それは、才能がないと見切りをつけ、諦めるべきと思います。諦める事も大切です。諦めずに頑張り続けても、結局は
進歩する事がないので、かえってストレスがたまり、鬱になる可能性があると思います。