ある集団や場面で、どのように振る舞うことが期待されるかという基準です。明文化されたものも暗黙のものもあります。
まず、身近な例で考える
列に並ぶとき、後から来た人は後ろへ入ると期待されます。
多数がしている行動と、すべきと考える基準は一致しないことがあります。
実際の行動:何が多いか
周囲の期待:何をすべきか
評価:その規範は妥当か
行動の多さと、期待される行動を分ける
会議の開始に遅れる人が多いとしても、参加者は時間を守るべきだと考えているかもしれません。実際に多く観察される行動と、望ましいとされる行動は区別できます。
周囲が何をしているかについての認識と、周囲が何を認めるかについての認識が違うと、本人は不満なのに慣行が続くこともあります。行動だけから全員の賛成を推測しないことが大切です。
明文化されていない規範もある
図書館で声を小さくすることは掲示されている場合もありますが、会話の順番や挨拶の仕方は暗黙に学ぶ場合があります。違反したときの注意や、守ったときの賞賛も、規範の維持に関わります。
規範は予測しやすさや協力を支える一方、参加しにくい人を生むこともあります。存在していることと、正当な規範であることは別に検討します。
性格の問題と、場面の条件を混同しない
同じ人でも、静かな図書館と応援席では声の大きさが変わります。個人の性格だけでなく、場面の期待を考えると行動を理解しやすくなります。
ルールを変える場合も、掲示だけでなく、周囲の行動、例外、実行しやすさを確認します。誰が負担を負い、誰が決めるのかも重要です。
自分で確かめる小問
多くの人が黙っているなら、そのルールに賛成?
沈黙だけでは判断できません。不満があっても周囲も賛成していると思い込んでいる場合などがあります。
参考資料
本文の場面・数値例は、定義を理解するための説明用作例です。